/etc/default/LifeKeeper 設定ファイルの和訳

この情報は、/etc/default/LifeKeeperファイル内の各パラメータについて、ファイル中のコメントを和訳したものです。LifeKeeper for Linuxを使用してHAを設定する際にご利用ください。これらのパラメータは、標準で記載されている項目です。また、各パラメータについて推奨値というものは特にございません。基本的には、初期値のままご利用いただくことをお勧めします。

なお、下記のデータはコメントの和訳ですので、このデータを/etc/default/LifeKeeperにコピーして使用することはできません。

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LKROOT
LifeKeeper のインストールディレクトリを指定します。
標準設定のままご利用ください。

PATH
LifeKeeperで利用する環境変数を設定します。

umask
Linux OSのumaskと同じで、LifeKeeperのファイルの作成、ディレクトリの作成時のパーミッションが変更されます。設定は変更せずそのままご利用ください。

INITTIMEOUT
LifeKeeperの起動が完了する前に実行されるLCDデーモン、lcm_availイベントの生成を待つ時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

LCDTSPRI
LCDプロセスの優先度
LifeKeeperの核となるlcdプロセスの優先順位を指定します。初期値では”-10″のnice値が設定されています。
設定可能な範囲:-20 から 19(nice値で定義する優先順位)

LCMTSPRI
LCMプロセスの優先度
コミュニケーションパスによる通信を管理するlcmプロセスの優先順位を指定します。
コミュニケーションパスはハートビートのやりとりにも使用されているため、
LifeKeeperの動作上、最も重要なプロセスと言えます。
そのため、OS上で設定可能な最も高い優先順位である”-20″のnice値が初期値として設定されています。
負荷等によるハートビート切断の発生を出来るだけ抑止するためにも、
このパラメータの値は”-20″のままご利用いただくことを推奨いたします。
設定可能な範囲:-20 から 19(nice値で定義する優先順位)

RSTSPRI
リカバリスクリプトのプロセスの優先度
監視スクリプトで障害を検知した際には、多くのリソースはローカルノード上での再起動(ローカルリカバリ)を行います。
このパラメータは再起動のスクリプトの実行優先順位を指定するものです。
初期値は”0″であり、特に優先度は上げられていません。
設定可能な範囲:-20 から 19(nice値で定義する優先順位)

OTHTSPRI
その他、LifeKeeperのプロセスの優先度
その他のLifeKeeperプロセスの優先順位を一括して変更するパラメータです。
LifeKeeperの動作上特に重要なプロセスであるlcdとlcmに関しては、
既に高い優先順位が与えられていますので、通常は特に設定する必要はございません。
設定可能な範囲:-20 から 19(nice値で定義する優先順位)

LOGFILE
LifeKeeperのlogマネージャーによって管理しているログファイルのリストログファイルのサイズは、1ブロック512byte単位です。これらのログのデータはlk_logコマンドより参照します。
設定可能な範囲:1 以上(ブロック数単位)
 LOGFILE=log:2048
 LOGFILE=TTYLCM:256
 LOGFILE=LCM:1024
 LOGFILE=LCD:512
 LOGFILE=remote_execute:512
 LOGFILE=SNMP:512
 LOGFILE=NOTIFY:512

REMOTETIMEOUT
他のマシンから予測される応答がくる前に”lcdsendremote”機能により送信要求処理をするための時間です。この時間を経過しても応答がない場合は、代替の経路(利用可能な場合)での処理を試みます。
この値によってタイムアウトと判定された場合には、リソース切り替えに失敗します。常にタイムアウトが発生するような環境である場合には、この値を伸ばすことによって対応する場合があります。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

RESRVRECTIMEOUT
リソースの回復処理を実行したときの重複処理を抑止するための設定です。リソースに対して回復処理を実行したときに、既にそのリソースに対する処理が行われていた場合は、指定された時間の分だけ処理を待ち、指定された時間が経過すると抑止機能を解除して操作を試みます。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

RESRVTIMEOUT
リソースの起動、停止処理を実行したときの重複処理を抑止するための設定です。リソースに対して起動、停止処理を実行した際に、既にそのリソースに対する処理が行われていた場合は指定された時間の分だけ処理を待ち、指定された時間が経過すると抑止機能を解除して操作を試みます。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

SENDOVRHEAD
LifeKeeper起動時の送信要求の応答確認処理と”lcm_avail”イベントの生成処理に含まれるオーバーヘッドの時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

SHMMAXSIZ
LifeKeeperが使用する共有メモリのサイズです。リソースの登録数増加等に伴い、共有メモリが枯渇するようなときに設定します。
設定可能な範囲:1 以上(byte単位)

WAITFORLCM
相手ノードのLCMデーモンの初期化までに待つ時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

WAITLOCALLCM
ローカルメールボックス起動を利用できるようにするため、自ノードのLCMデーモンの初期化までに待つ時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

CONFIRMSODEF
管理者の手動操作の介入により、フェイルオーバの実行可否を制御する設定です。
設定可能な範囲:
0 = フェイルオーバを続行します。
1 = フェイルオーバをブロックします。

CONFIRMSOTO
管理者の手動操作の介入を設定していた場合は、この時間を経過してからフェイルオーバを開始します。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

FAILFASTTIMER
ローカルシステムによってSCSI RESERVEコマンドによりデバイスにリザーブをかける間隔です。リザーブを失った場合は、システムは停止、再起動します。
設定可能な範囲:1 以上(実行間隔を秒単位で指定)

SCSIHALT
SCSI RESERVEが奪われたときのシステムを停止あるいは再起動をするかどうかを指定します。

SCSIEVENT
SCSIデバイスの障害あるいはエラーを検知したとき、LifeKeeperのイベント送信をするかどうかを指定します。

SCSIERROR
これを調整するために有効な値は、”event”と”halt”です。
SCSIデバイスをオープンできない、接続できない、あるいは他のSCSIエラー(タイムアウト等)が発生したときの動作を決定します。
“event”(デフォルト):バックアップシステムへのスイッチオーバーを試みます。
“halt”:データの破損を避けるため即時、強制停止、強制再起動を試みます。

LKSYSLOGTAG
syslog出力時に使用するタグ名です。

LKSYSLOGSELECTOR
syslogのファシリティです。
※LifeKeeperで指定できるファシリティはuser、daemon、local0です。
※LifeKeeper for Linux v8.0以降からはログシステムがLifeKeeper独自のバイナリ形式のログから、Linux OS において標準的な syslog 機能を通して行われるようになりました。この変更に伴い、LifeKeeper for Linux v8.0以降はLKSYSLOGSELECTOR=local6が初期値です。

LKCHECKINTERVAL
アプリケーションの監視をする間隔(秒)です。
値を0にした場合、監視が無効になります。
設定可能な範囲:0 または 1 以上(秒単位)

FILESYSFULLWARN
ディスク使用量がこの値を超過したとき、ログに警告メッセージを表示します。
値を0にした場合、監視が無効になります。
設定可能な範囲:0 または 1 から 100(閾値として%で指定)

FILESYSFULLERROR
ディスク使用量がこの値を超過したとき、ログに警告メッセージが表示され、”LKROOT/events/filesys/diskfull/notify”スクリプトが呼び出されます。
値を0にした場合、監視が無効になります。
設定可能な範囲:0 または 1 から 100(閾値として%で指定)

LK_TRAP_MGR
SNMPトラップを受けるネットワークを指定します。この値を指定していない場合は、SNMPトラップの送信は行いません。

LKNFSTIMEOUT
quickCheck時のNFSマウントファイルシステムの状態を決定するために使用するNAS RKのタイムアウト時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

LKNFSSYSCALLTO
マウントポイントの状態を確認時に使用するシステムコールの割り込み警報を行うときに使用するNAS RKのタイムアウト時間です。(LKNFSSYSCALLTO*3)-5の値がLKNFSTIMEOUTの値よりも小さな値に設定しなければなりません。
設定可能な範囲:1 から (LKNFSSYSCALLTOx3)-5 の値が LKNFSTIMEOUT を下回る場合まで(秒単位)

LKNASERROR
エクスポートしているファイルシステムへの接続が失敗したときに実行する
NAS RKのローカルリカバリスクリプトの動作を決めます。有効な値は、”switch”(デフォルト)あるいは”halt”です。”switch”を指定したときは、リソースのスイッチオーバーを試みます。”halt”を指定したときは、即時、強制停止、強制再起動を試みます。

LK_NOTIFY_ALIAS
LifeKeeperクラスターが特定のイベントが発生したときに通知するメッセージを受けとるために使用するEmailアドレスまたはアドレスリストです。値を指定していない場合は、通知を行いません。使用例は次のとおりです。

 LK_NOTIFY_ALIAS=
 通知を行いません。

 LK_NOTIFY_ALIAS=user1@domain1
 domain1のuser1に通知を行います。

 LK_NOTIFY_ALIAS=user1@domain1,user2@domain1
 domain1のuser1、user2に通知を行います。

CHECK_FS_QUOTAS
ファイルシステムをマウント時に読み込まれるquotaファイルに対するquotacheckを実行するために使用します。
有効な値は、次のとおりです。
 true -ファイルシステムをマウントするときにquotacheckを実行します。
 false-ファイルシステムをマウントするときにquotacheckを実行しません。

NOBCASTPING
IPリソースの状態監視時にブロードキャストpingの実行の有無を指定します。
設定可能な範囲:
 0 = ブロードキャストpingの確認を有効にします。(デフォルト)
 1 = ブロードキャストpingの確認を無効にします。

NOIPUNIQUE
“In-service”を実行する前にネットワーク上に重複アドレスが存在するかの確認実施有無を指定します。
設定可能な範囲:
 0 = IPアドレスの重複確認を有効にします。(デフォルト)
 1 = Pアドレスの重複確認を無効にします。

IP_PINGTIME
IPの状態監視時に 1回の ping 応答への待ち時間(デフォルト1)
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)

IP_PINGTRIES
実施する ping の動作回数を指定します。
v9.1.1以前
 IP の状態監視時に 1回の ping 時に送出するパケット個数(デフォルト3)
v9.1.2以降
 IP の状態監視時に ping を実行する最大数(リトライ数)(デフォルト3)
 ※パケット個数は1回固定(変更不可)です。

設定可能な範囲:1 以上

IP_PINGPRELOAD
IPのヘルスチェック時に一度に送信するpingパケットの数(デフォルト1)
設定可能な範囲:1 以上(パケット送信数)
※LifeKeeper v7.4 以降では使用されておりません。そのままの値でご利用ください。

IP_NOSAVEREPLY
IPのヘルスチェック時に最初に応答したブロードキャストアドレスの記録を無効にするために使用します。
設定可能な範囲:
 0 = アドレスの記録を有効にします。(デフォルト)
 1 = 応答したアドレスを使用し、アドレスの記録は無効にします。
※LifeKeeper v7.4 以降では使用されておりません。そのままの値でご利用ください。

IP_NOLINKCHECK
IPのヘルスチェック時のリンク監視を無効にするために使用します。
設定可能な範囲:
 0 = リンク監視を有効にします。(デフォルト)
 1 = リンク監視を無効にします。

IP_UNIQUE_SLEEP
IPリソース起動時の仮想IPアドレスの重複チェック後に、ARPテーブルのクリアを実行するときの待ち時間を秒数で指定します。(デフォルト0)
※以下の問題に対処するためのパラメータです。
IP_UNIQUE_SLEEP=3 (3以上の値)を設定すると、この問題を回避できます。
設定可能な範囲:0 以上(秒単位)
 [Linux]IPリソース有効時にiptablesのモジュールのアンロードに失敗します
 http://lk.sios.com/?p=561
 ※LifeKeeper v7.4 以降では使用されておりません。そのままの値でご利用ください。

HA_DISABLE
LifeKeeper Single Server Protection for LinuxとVMware HA連携に関するパラメータです。
LifeKeeper for Linuxでは調整する必要はございません。
設定可能な範囲:1

HEMSUPPORT
HierarchyExtend Managerを有効にする設定です。デフォルトは有効になっています。

EVENTIGNPERIOD
最初のイベントが発生した後、”mo”もしくは”envmatcher”処理によって検出された失敗イベントを繰り返し、デフォルトの時間無視します。特定のイベントで、”pattern actions”ファイルに指定されたオプションでこの値はあるいは、トリガーを無効にすることができます。(詳細はmo.5とenvmatcher.5 のmanページを参照してください。)

FLAGTIMEOUT
完全にwaitフラグが削除されないときに、自動的に wait フラグの削除を開始するまでの時間です。
設定可能な範囲:1 以上(秒単位)
※HEMSUPPORT、EVENTIGNPERIOD、FLAGTIMEOUT に関しては、現在利用されておりません。

INVALIDFS
LifeKeeper のリソースとして許可しないファイルシステム(パス)を指定します。
通常は変更せずご利用ください。

LANG
OS の LANG と同じです。
LifeKeeper が保護しているリソースから起動されるアプリのメッセージが文字化けする際に環境に合わせて
言語を指定します。

LC_MESSAGES
OS の C_MESSAGES と同じです。
LifeKeeper が保護しているリソースから起動されるアプリのメッセージが文字化けする際に環境に合わせて
言語を指定します。

GUI_WEB_PORT
クライアントのブラウザで LifeKeeper へ接続する HTTP ポート番号を指定します。

GUI_RMI_PORT
LifeKeeper GUI で使用する RMI ポートの番号を指定します。

IPV6_NEIGH_DELAY
IPリソースの処理で ARP をフラッシュした後、ネイバーテーブルを再投入するまでの間隔を指定します。
通常は変更せずご利用ください。

LK_DISTRIBUTION
LifeKeeper の起動時に OS の種類が設定されます。
通常は変更せずご利用ください。

LK_DISTRIBUTION_VERSION
LifeKeeper の起動時に OS のバージョン情報が設定されます。
通常は変更せずご利用ください。

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<改訂履歴>
[2010年3月15日 改訂] [2011年11月24日 改訂] [2014年7月31日 改訂] [2014年12月24日 改訂] [2016年8月12日 改訂] [2017年1月6日 改訂] [2017年4月7日 改訂] [2017年10月4日 改訂] [2017年12月18日 改訂]

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