[Linux]Quorum/Witness Server Kit のご利用について

LifeKeeper for Linux Version 7.3 以降からQuorum/Witness Server Kitが追加されました。
当該パッケージはコアのライセンスで動作します。追加でライセンスを購入する必要はありません。

Quorum/Witness Server Kit のご利用について

“Quorum/Witness Server Kit” は、LifeKeeper v7.3 より追加されたオプションパッケージです。
“steeleye-lkQWK” というパッケージ名で、Recovery Kitディレクトリ配下に格納されております。

用途

Quorum/Witness Server Kitパッケージは、以下の環境においてスプリットブレインの発生を効果的に抑止することを目的としています。
(1)WAN越しのクラスタなど、コミュニケーションパスの瞬断が起こりやすい環境
(2)NASやData Replicationなど、RESERVEによる排他制御を行えないストレージ環境

適用後の動作
Quorum/Witness Server Kitパッケージを導入すると、Quorum CheckとWitness Checkが行われます。
ハートビート全断時の動作シナリオが以下のように変更されます。

Quorum Check
ハートビート全断によりあるノードの障害を検出したときに、自ノードはクラスタノード内の過半数のノードと通信可能であるか確認します。
過半数と通信ができれば、ハートビートが断絶した原因は相手ノードの障害だと考えられるため、 自ノードの状態は正常であると判断します。
過半数と通信ができなければ、自ノードの状態が異常であると判断し、リソースの競合を防ぐため、ただちにOSの強制再起動を行います。

Witness Check
自ノードの状態が正常であると判断した場合には、第三のノード”Witness Server”に問い合わせを行います。
“Witness Server” に問い合わせて、ハートビート通信が断絶した相手ノードの死活状態を再度、確認します。
再確認の結果、相手ノードが稼働していることが分かった場合にはフェイルオーバ処理をスキップします。

上記の二重のチェック機構によって、スプリットブレインの発生を効果的に抑止します。
複数のノードで同時にフェイルオーバ処理が行われることはありません。

Quorum/Witness Server Kit の詳細については、テクニカルドキュメンテーションをご参照ください。

テクニカルドキュメンテーション
LifeKeeper >> インストールおよび構成 >> フェンシング >> Quorum/Witness
http://jpdocs.us.sios.com/

なお、以下のコマンドでパッケージをアンインストールすると、パッケージを適用する前の動作に戻せます。

# rpm -e steeleye-lkQWK

注意
※ サポート済みの共有ディスク環境においては、RESERVE によるディスクの排他制御を行うことができるため、
    Quorum/Witness Server Kit を導入する必要はありません。

※ Quorum/Witness Server Kit の初期構成である “majorioty” モードは、”過半数”という判断基準により動作を決定します。
    そのため、クラスタを構成するノード数は奇数である必要があります。偶数ノードで構成されたクラスタでは過半数の計算が正しく行えないため、意図しない動作となる恐れがあります。
    オプションについての詳細は、上記URLにて公開しているドキュメントをご確認ください。

※ Witness Check で使用する第三のノード”Witness Server”に使用するコアライセンスは、v8.1.1以降では無償となっており、v8.1.1未満では有償となっております。
 

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