[Linux] Oracleリスナーリソースのチューニングパラメータ

Oracle ARK v6.3.1以降ではリスナーをリソース保護できます。各種パラメータを調整して、リスナーリソースの各種操作のタイムアウト時間を設定することができます。通常は変更する必要はありませんが、リスナーの操作に時間がかかることが想定される場合には、環境に合わせて変更してください。

LSNR_START_TIME
リスナーの起動処理を開始してからのタイムアウト時間 (単位:秒) です。設定した時間を超過してリスナーの起動が確認できない場合には起動失敗と判断します。

LSNR_STATUS_TIME
リスナーの状態監視を開始してからのタイムアウト時間 (単位:秒) です。設定した時間を超過してリスナーの起動状態が確認できない場合にはタイムアウトします。タイムアウトした場合はログに記録するのみで、障害とは判断されません。

LSNR_STOP_TIME
リスナーの停止処理を開始してからのタイムアウト時間 (単位:秒) です。設定した時間を超過してリスナーの停止が完了しない場合には停止失敗と判断します。
-> LifeKeeper v7.1 以前:フェイルオーバ処理中であった場合はフェイルオーバを中止します。
-> LifeKeeper v7.1 以降:フェイルオーバ処理中であった場合は停止失敗によりノードの再起動が行われます。

LSNR_KILLPID_TIME
起動、停止、監視処理がタイムアウトした場合にプロセスを強制終了するまでのタイムアウト時間 (単位:秒) です。リスナーの状態確認コマンドなど、サブプロセスが応答停止状態となっている場合には当該プロセスにSIGTERM シグナルを送出して停止を試行します。その後、LSNR_KILLPID_TIME 秒待機したのち SIGKILL シグナルを送出します。

これらの値は初期状態では設定されていません。設定を行う場合には、LifeKeeper 設定ファイル /etc/default/LifeKeeper 内に追記する
必要があります。設定の変更は即時有効になります。

/etc/default/LifeKeeper にて明示的に値を指定していない場合には、初期値が代入されます。以下の通り、バージョンによって初期値の決定方法に違いがあります。

■ Oracle ARK v7.1以降のバージョン
以下の順序で初期値が決定されます。

LSNR_KILLPID_TIME=5
LSNR_STATUS_TIME=( 2 * LSNR_KILLPID_TIME + 5 )
LSNR_START_TIME=( 2 * LSNR_STATUS_TIME + 5 )
LSNR_STOP_TIME=( 2 * LSNR_STATUS_TIME + 5 )

■ Oracle ARK v7.1以前のバージョン
初期値は以下の値が設定されます。

LSNR_START_TIME=15
LSNR_STATUS_TIME=7
LSNR_STOP_TIME=15
LSNR_KILLPID_TIME=5

改訂履歴
[公開日: 2011年9月21日] [改訂日: 2017年4月4日]

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